このところ無沙汰していたので、先日実家に行ってきました。
いつも実家に行くと、帰り際に、昔買った本を何冊か本棚から適当に抜き出して持って帰るのだけれど、今回のお持ち帰りはこんな感じ。
いずれも懐かし本ばかりです。
- 電脳騒乱節〈VOL.1 書き殴り西麻布日記編〉(中村 正三郎)
-
電脳騒乱節〈VOL.2 電脳バトルロイヤル宣戦布告編〉(中村 正三郎)
技術評論社の雑誌「The Basic」(後に「ざべ」に改称して、その後休刊)で気を吐きまくっていた中村正三郎氏のPCエッセイ集。
分けも分からず買ってしまったPCをいじり始めて、その手の本や雑誌を読みまくっていた頃だから、もう15年以上も前か。まだパソコン通信が主流の時代で、ワタシもイキがって日経MIXなんぞに入ったりしてました(が、すぐに日和って nifty に移ることになる)。アメリカの大学のコンピュータ/ネットワーク環境の視察ツアー・レポートなんかもあるのだけれど、これってまさにインターネットが形作られつつあるタイミングだったのですね。
マイクロソフト(日本の)やジャストシステムと聞くと、つい無意識のうちにナナメに見てしまうのだけれど、これはこの人に植え付けられた先入観(?)がいまだに染み付いているのだな、と改めて気づいた。 -
都市の遊び方(如月 小春)
惜しくも2000年に亡くなってしまった劇作家・如月小春氏の「都市」をめぐるエッセイ集。
80年代初めの小劇場ブームの頃に、主催する劇団「綺畸」の芝居を見て以来のファンでした。硬質でプラスティックな感覚と叙情性がないまぜになった劇空間には、あの頃の時代だったからという限定的なものかもしれないけれど、心揺さぶられたものでありました。 -
遊びの博物誌 (2)(坂根 厳夫)
錯視や隠し絵、騙し絵、数遊び、迷路などなど、楽しくも脳ミソを刺激してくれる事例を次々と紹介してくれるエッセイ集。確か元は朝日新聞に連載していたものだったと思うが、面白いので本も買ってしまった、というもの。
改めて見直してみても、なかなか楽しめます。 -
消費社会の神話と構造 普及版(ジャン ボードリヤール 訳:今村 仁司)
今年3月になくなったことを知った時、読み返してみようかとふと思ったのだけれど手元になかったのでそのままになっていたのを思い出して。
本日は、それらをパラパラと飛ばし読みしながら時折居眠り、というグータラな一日でありました。